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snow contemporary
「これから」 2024年 / ラムダプリント / 高728 x 幅515㎜ © Shu Yonezawa
米澤柊「うみの皮膚、いないの骨」
会期:2024年2月22日(木)〜 3月30日(土)13:00 - 19:00
*日・月・火・祝日は休廊
会場:SNOW Contemporary / 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
オープニングレセプション:2024年2月22日(木)17:00 - 19:00


SNOW Contemporaryでは2024年2月22日(木)から3月30日(土)まで、米澤柊の個展「うみの皮膚、いないの骨」を開催いたします。

弊廊では初個展となる米澤は、アーティストであると同時にアニメーターとして活躍する注目の若手作家です。現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と、現実世界の生き物の心の身体性や感情について、またキャラクターが生きる空間の空気を含めた作品を制作しています。

米澤柊は、デジタルアニメーションでキャラクターがディスプレイの向こうに張り付いたような質感や、アニメーターがアニメーションを作画する際にデジタル上に残す幽霊的な身体性、そしてその残像などを映像や平面作品、インスタレーションなど多様なメディアを通じて表現しています。米澤の作品においては、デジタルアニメーションで「死なない生き物」をつくりたいという欲求と、デジタルアニメーションを「生き物」として成り立たせたいという強い思いが交錯しています。

アニメーションにおける残像表現の技法「オバケ」に着目した『オバケのスクリーンショット』シリーズは、アニメーションにとっての死とは何かという問いから生まれたものです。そもそも残像表現は、アニメーションを生き生きさせるための手法の一つですが、死を想起する「オバケ」と称される矛盾には、死んだフレームがあることで、アニメーション内のオブジェクトに生気が宿り、オバケのフレームの存在そのものが未来への展開に繋がる事を意味しています。 このことは、作家自身の生命の循環の不思議や生と死についての根源的な問いにもつながっていると言えるでしょう。

米澤は、アニメーションのキャラクターが生命を瞬かせて動くその周辺の光とその場の空気をすくいとるように自身の作品世界を構築することで、混沌とした現代社会において生き辛さを感じている誰かにとって、本当に大切なものに気づくささやかな契機となる事を願っているのです。

本展「うみの皮膚、いないの骨」は、米澤の新作映像と平面作品で構成される予定です。この機会に米澤柊の世界観を是非ご体験いただけると幸いです。



アーティスト・ステートメント
米澤柊

私は生まれ続け、途中で終えるかもしれないし、もう少し後には自然に萎んで、大きな流れや波と同化するかもしれない。どんな時もアニメはただ、そこにいるだけである。うれしい。あなたを感じることと海を見ることは同じことのようだ。
私たちが進化するとき、このたくさんの嬉しいや悲しいが長い長い時間をかけてどうやって身体や心に影響するのだろう。
生命が生まれ、目が作られ、多様な形に進化した。大昔から繋がっている海の生命の木に着目し、未来のアニマを持つ人々と世界の関係や言葉の先の新しいコミュニケーションを模索する。


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