布施琳太郎
RINTARO FUSE/布施琳太郎

1994年 東京都生まれ。
iPhoneの発売以降の都市において可能な「新しい孤独」を、情報技術や文学、そして洞窟壁画をはじめとした先史美術への綿密なリサーチに基づいた作品制作、展覧会企画、テキストの執筆などを通じて模索、発表している。

2017
-東京藝術大学美術学部絵画科(油画専攻) 卒業

2019
-東京藝術大学大学院映像研究科(メディア映像専攻)修了


■主な個展
2022
-「新しい死体」PARCO MUSEUM TOKYO(東京)

2021
-「名前たちのキス」SNOW Contemporary(東京)
-「すべて最初のラブソング」The 5th Floor(東京)

2019
-「原料状態の孤独を、この(その)親指の腐敗へと特殊化する」BLOCK HOUSE(東京)

2016
-「布施なき世界」アパートの自室、自室近辺の路上やギャラリー、工事現場ほか(東京)


■主な展覧会企画、キュレーション

2022
-「惑星ザムザ」(小高製本工業跡地、東京)

2021
-「沈黙のカテゴリー」(名村造船所跡地/クリエイティブセンター大阪)

2020
-「楕円のつくり方」ANB Tokyo(吉田山との共同キュレーション)(東京)
-「化石観測」三越コンテンポラリーアートギャラリー(東京)
-「隔離式濃厚接触室」ウェブページ
-「余白/Marginalia」SNOW Contemporary(東京)

2019
-「高見澤峻介 個展『Screening Organon』」四谷未確認スタジオ(東京)
-「國冨太陽 個展『ドライ』」四谷未確認スタジオ(東京)
-「鈴木雄大 個展『すべてが透明になる前に』」四谷未確認スタジオ(東京)
-「The Walking Eye」横浜赤レンガ倉庫一号館(アンスティチュフランセより委嘱)(神奈川)

2018
-「孤独の地図」四谷未確認スタジオ(東京)
-「モデルルーム」SNOW Contemporary(秋山佑太との共同企画/二人展)(東京)
-「ソラリスの酒場」the Cave/Bar333(神奈川)

2017
-「新しい孤独 new loneliness」コ本や(東京)

2016
-「iphone mural(iPhoneの洞窟壁画)」BLOCK HOUSE(東京)


■主なグループ展

2022
-「時を超えるイヴ・クラインの想像力——不確かさと非物質的なるもの」(金沢21世紀美術館)
-「布施琳太郎+小泉明朗/Bodies」(デカメロン、東京)
-「身体イメージの創造——感染症時代に考える伝承・医療・アート」(大阪大学総合学術博物館)

2021
-「新しい成長の提起」(東京藝術大学美術館)
-「ニュー・フラットランド」(NTTインターコミュニケーションセンター[ICC]、東京)
-「Reborn-Art Festival 2021-22」(宮城県石巻市荻浜の人工洞窟)
-「ディスディスプレイ」(Calm&Pank Gallery、東京)
-「ヘテロゲニウスマルチコア」(galleryMain、京都市)

2020
-「EXPOSITION」銀座蔦屋書店 (東京)
-「一枚の絵の力」PROJECT 501/Oil by 美術手帖(企画=HARUKAITO by island) (東京)

2019
-「野生復帰訓練」芸宿 (キュレーション=大下裕司) (石川)
-「3331 Art Fair」3331 arts chiyoda(推薦=遠藤水城) (東京)
-「Count the Waves - 見えないものをつなぐ」東京藝術大学美術館 (東京)

2018
-「絵画・運動(ラフ次元)」四谷未確認スタジオ (東京)
-「『アーギュメンツ#3』表紙イメージ提供」 出版
-「芸宿を送る会」旧芸宿 (石川)
-「TOTALTOPIA」 TAV gallery(企画=島林秀行、鷹野健) (東京)
-「MEDIA PRACTICE 17-18」 BankArt NYK (神奈川)

2017
-「LANDSCAPE:detour for White Base」バンビナートギャラリー (東京)
-「超・たまたま15」 東小金井シャトー2F(企画=大木裕之) (東京)
-「ファミリー/コンセプチュアル」 ongoing(企画=大木裕之) (東京)
-「牛窓・亜細亜藝術交流祭」 旧玉津幼稚園 (岡山)
-「GINZA 24H SQUAD」 (東京)

2016
-「パープルームブックフェア」 NADiff a/p/a/r/t (東京)
-「奥村直樹ノ友達展」 DESK/okumura (東京)
-「コラプスイブ」 豊島区役所旧庁舎 (東京)
-「“KITAJIMA/KOHSUKE” #13 〜池と怪物編〜」 カタ/コンベ (東京)
-「外道ノスゝメ・生存指南」 素人の乱12号店「ナオナカムラ」(東京)
-「ヴ・・・ン」 遊工房アートスペース (東京)
-「現在戦争画展」TAV gallery(企画=笹山直規) (東京)
-「インターネットヤミ市」 3331 arts chiyoda (東京)
-「眺めのよい部屋」 turner gallery (東京)

2015
-「絵画・運動(ラフ次元)」 DESK/okumura (東京)
-「コミティア114」 国際展示場 (東京)
-「ロジカルアートスクール中間発表展『SITUATION』」 DESK/okumura (東京)
-「像と体温」 パーリー建築 (東京)
-「踊ってない夜を知らない」 東京藝術大学 絵画棟入り口 (東京)
-「ストレンジャーによろしく」 名古屋市民ギャラリー矢田 (愛知)


■主な寄稿

2022
-「黒より冷たい海のメディア」(巻頭表現、詩「文學界 2022年8月号 特集=入門書の愉しみ」)
-「最高速度で移動し、喘ぐ『キメラ』」(美術手帖)
-「機械化された沈黙と、資本主義リアリズム」(「ユリイカ 2022年6月号 特集=ゲルハルト・リヒター」青土社)
-「ショートケーキの遺伝子」(詩、『望星』2022年4月号)
-「お金で遊んではいけません」(カタルシスの岸辺「光光DEPO」作品集)

2021
-「2021年の恋愛論」(メール配信)
-「操作する/される、疎外、ふたつのひとり」(展評「新・今日の作家展2021 日常の輪郭」美術手帖)
-「この手のなかに溶けゆく世界」(セカイ系同人誌「Ferne」に寄稿)
-「剥離する顔、あるいはRetina Paintingというインターフェイス」(メール配信)
-「ワンオクターブの息子たち」(中編小説、非公開)
-「絵画鑑賞」(小森紀綱の個展「生への誄詞」に寄稿)
-「いつまでも明け続ける夜のなかで」(「現代詩手帖 2021年9月号 特集=人類学/詩/映像」思潮社)
-「Our Clock/Your Clock」(匿名掲示板、限定公開)
-「真夏の雪解け水」(HTML形式のラブレター、非公開)
-「アノードとカソード」(「名前たちのキス」のために執筆した詩)
-「無菌室のなかで遊ぶ──2021年のマイクロポップ」(展評「Try the Video-Drawing」美術手帖)
-「サイバーフェミニズムにおける歴史のfeed⇆back」(展評「サイバーフェミニズム・インデックス」美術手帖)
-「ネットワークのなかのアナグラム試論」(「LOOP 映像メディア学Vol.11」左右社)
-「ノイズリダクション」(「現代詩手帖 2021年2月号 特集=現代詩、新しい風」思潮社)

2020
-「資本主義の余白としての、ベッドルームにおける「展示」の試み」「インタビュー:アマ リア・ウルマン」(収録:「美術手帖 2020年10月号『特集:ポスト・資本主義とアート』」美術出 版社)
-「明滅した距離」(収録:最果タヒ「一等星の詩」sou nice publishing)
-「世界を凍らせる言葉」(シリーズ「around YOK」創造都市横浜)
-「不安の抗体としての、秘密の共有」(シリーズ「コロナ禍と芸術」美術手帖)
-「変質の方法」(収録:「LOOP 映像メディア学Vol.10」左右社)

2019
-「危険物としてのキャラクターの呼び声」(展評:「TOKYO 2021美術展『un/real engine── 慰霊のエンジニアリング』」美術手帖)
-「すべての隔てられた身体のために」(展評:「STAYTUNED」美術手帖)
-「いま向き合うべきは歴史か、身体か」(展評:「しなやかな闘い ポーランド女性作家と 映像 1970年代から現在へ」美術手帖)
-「パラドックスのパロディ」(展評:「生きられた庭」美術手帖)
-「新しい孤独」(「第16回芸術評論募集」美術手帖)

2018
-「Rintaro Fuse on Selfies and Cave Painting」(Global Art Daily、Interview:Sohpie Arni)
-「『孤独』が失われた現代社会で芸術を問う」(創造都市横浜、取材・文:及位友美)


■イベント、パフォーマンス等

2022
-「布施琳太郎+福尾匠」(麦の音、東京)
-「オンライン・セッション「はなして」(NTTインターコミュニケーションセンター)

2021
-「武蔵野美術大学大学院彫刻専攻 ゲストレクチャー」(オンライン配信)
-「トモトシ+百瀬文+布施琳太郎「展覧会で革命は可能か?」(Naked Loft YOKOHAMA)
-「金沢彫刻祭「2021年の鑑賞者」(白鷺美術、金沢市)

2020
-「オブリストの『do it(home)』を勝手に開催する?ベッドルームの公共性?」(会場=トモ都市美術館) (東京)
-「多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース3年生有志展『404NNN』ゲスト講評」
-「大岩雄典+布施琳太郎「インスタレーションや執筆や二人が前提としていることについて」(TOKAS, 東京)
-「岡田利規+布施琳太郎「UENOYES オンラインへの彷徨い出す演劇/アート」(オンライン配信)

2018
-「アーギュメンツ刊行記念トークイベント『風景と流通のフォルム』」(会場=美学校、登 壇=布施琳太郎、梅沢和木、司会=齋藤恵汰) (東京)


■受賞、助成等

2022
-平山郁夫賞

2021
-PCAF(POST COVID-19 ARTS FUND)

2020
-大阪市芸術活動振興事業
-おおさか創造千島財団(スペース助成)

2019
-第16回美術手帖芸術評論募集 佳作
-東京藝術大学美術館買い上げ賞(修了制作)

2018~2020
-公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団 チルドレンフェローシップ

2015
-安宅賞奨学金



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